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▼ここをクリック! 120年, 12年, 1年, 1ヵ月, 1週間, 1日 各手帖の説明と記入例

みわたす手帖のトータルな使い方



 みわたす手帖をつけはじめ、一通りの試行錯誤の時期を過ぎると、自分にあった使い方ができてきます。

■はじめてセット
 「みわたす手帖」は、昨年子どもが生まれたのをきっかけに使いはじめました。子どもが中学生くらいになって自分でつけられるようになるまでは、母子手帖の延長で私が簡単な日記代わりにつけようと思ったのです。子どもの分は120年、12年、1年、1ヵ月の手帖のみ、自分の分は1週間の手帖もつけ、振り返って書き込むようになりました。ついでに120年と12年、1年の、夫の記録もつけはじめました。使ってみると、過去にも未来にもたやすく移動でき、しかも、物事をリンクして記録させることができるのがたいへん便利で、いまはあらゆることをこの手帖でまかなっています。120年から1週間まで、インデックスがついていますが、さすがに現時点のページはなかなか探し出せないので、付箋紙をしおり代わりにし、インデックス・ラベルをつけて使うようにしています。

■箱・袋ファイル
 箱ファイル、袋ファイルは、「みわたす手帖の事務局」でつけてくれた使い方の説明と古本屋で探した絶版になっている暮しの手帖社の「お正月の手帖」の記事を見て使い始めました。
 袋ファイルは、夫の仕事関係の書類や、私がつい書き散らしてしまうメモなどを入れるのに、便利につかっています。今年の確定申告もこのおかげでずいぶんはかどりました。透明ビニールの方は物によっては中紙がかえって邪魔になる(中身が見えづらくなる)こともあるので、もう少し小さ目のシールを表に張って、同じように内容物にタイトルをつけるようにしています。紙のファイルは中・長期保存にとても便利です。
今まではA4封筒を使っていましたが、それではタイトルの記入が散漫になり見つけづらかったのと、すぐに破れてしまいました。
 しばらく試行錯誤していた箱ファイルですが、来年あたりに引越をする話がもちあがり、この際なので家中の物を箱ファイルに収めようと思い立ちました。大きさもちょうどよく、使う時だけ取り出して簡単に組み立てられ、たいへん使い心地がよいです。(使わない分は棚の隙間にでもそのまま挟んでおけるので、場所も取らずに助かります。)タイトルが見えるように3ヶ所書くところがありますが、少々億劫ですが3ヶ所とも書くと、置き方によって見えない、ということもなく、とてもよいです。夫もこれならすぐに物を探し出せると喜んでいます。
箱の中も袋ファイルで整理することで見つけやすいですし、小物を入れるのにも重宝です。息子の写真などの物もまとめて入れておくと、タイムカプセル代わりになるかもしれませんね。(笑)

■プロダクトリフィル
 新書判はスペースが限られています。多く書きたいときはプロダクトに回しますが、なるべく簡潔に書くようにしています。……息子の写真などは、LISTでまとめるようにしています。
 LIST(リスト)はその他に、いろいろな問題点を書いておいたりします。解決は先でも、これに書き込んでおくといつの間にか良い案が浮かぶこともあります。
 翻訳の仕事をしているのですが、原稿用紙は、文字数を制限しているような訳文のとき、とても便利です。それも用紙がメモサイズのところが気に入っています。気が向けば、子どもの寝顔を見ながら、ちょっとしたエッセイも書いてみたりします。
 いつか俳句を作ってみたいと思っていますが、そのときにも便利そうですね。
 グリッドは、アイデアを図にするときにとても便利です。白紙でも良いのですが、グリッドがあると大きさや距離感が出て、頭の中も整理しやすく感じます。
 アドレス帖も、探しやすく、そして書き込みやすいです。グループ分けできるのが良いですね。携帯電話やPCのアドレス帖でもグループ分けはできますが、それと同じようなことを紙で実現できるのがうれしいです。外で人に会って住所などを聞いたときには、やはり手書きでメモをとりますよね。紙のアドレス帖はどうしても私には必要なものです(PCデータのバックアップのためにも)。
 PROCESS(プロセス)は普通にレポートやメモにも使いますが、主に計画表に使っています。日程などが定まらなくても、手順を書き、両脇のスペースにコメントを書き入れられるので、これもとても重宝しています。
 MOTIF(モチーフ)はメモだけでなく、TO DOにも使っています。将来やりたいことを箇条書きの代わりに書き込んだりもしています。終わったもの、実現したものには、バツをつけていきます。作ってみたい料理や食べたいものリストもあります(笑)。このリフィルは、もう少し数は少なくても、1つ1つの欄が大きいのもあると良いな、と思います(いまの倍の大きさくらい)。

■オプション
 最後にカバーですが、墨染めのものを使っています。手触りがよく軽いので、とても気に入っています。3方ファスナーというところも、用紙が守られますし、なんとなく自分だけの世界に浸れるようで(笑)、このデザインが好きです。革のものも試してみたいのですが、3方ファスナーでしかも軽く、手触りが柔らかいものがあれば、考えてみたいと思っています。ペンホルダーの太さもちょうど良いです。息子の分は昔使っていたバイブルサイズのバインダーにとりあえず綴じていますが、いずれまたもう1つ買う予定です。

■最後に
 講座にも出かけたいのですが、まだ子どもが1歳未満なので、もう少し先になってから……と思っています。いまは色鉛筆を使ったり、色分けしながら楽しく書き込んでいます。ズボラな私でも、いつの間にか整理ができるこのシステムが、とても気に入っています。いままでいろいろな手帖を使いましたが、ここまでパソコンのように使えるものはありませんでした。またこの手帖を使うまでは、手帖はやらなければいけないことがぎっしり詰まっている、開くのがいやなものでしたが(笑)、この手帖は開くのが楽しみになりますね。以上が使ってみての感想です。
 一生、息子が大きくなっても、その次の代も…使い続けるために、ずっとリフィルを供給してくださいませ!
 それではよろしくお願いします。ご担当者さま。
【著者】 ムラタソノオ


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